「月面が均等な明るさじゃないから偽物だ」


これも以前からアポロ捏造論者が何度も繰り返している、言わば定番ネタ。



http://www.treeman9621.com/CPP_BRANCH/cpp213/Apollo11.htmlより


>もし光源が太陽であれば、光源までの距離が大きいので、月面のどこに対しても、同じような距離となるので、明るさは同じくらいになる。

この方は他のページでも、何度もこういったことを書いている。

>月面が光源直下のみ明るくなっているが、これは、明らかに、この光源が太陽ではないことを示している。
 仮に、このときの光源が太陽だとしたら、月面が一様に明るくなっているはずである。

http://www.treeman9621.com/CPP_BRANCH/cpp211/Apollo14.htmlより


>画像を並べたが、月面が局所的に、ほのかに明るいことが分かる。
 このような明るさの分布は、太陽光のもとでは決して起こらないことである。

http://www.treeman9621.com/CPP_BRANCH/cpp212/Apollo12.htmlより


そうなのだろうか。では下の写真を見て欲しい。

http://www.summitpost.org/snowfield-slam-snowfield-pyramid-pinnacle-paul-bunyan-s-stump-colonial/
より

これは雪原での太陽の照り返しだが、我々の住む地上も、本来はこのように照らされているのだ。

日中の青空や地上が〈均等に明るい〉のは、太陽光が大気の分子にぶつかって、膨大な乱反射とレイリー散乱を起こしているから。

もし大気が無ければ、地上の昼間の風景は〈地面は照り返しでギラギラ、でも空は真っ暗な夜空〉という世界である。
太陽は大きく輝いて見えるが、よく言われる〈伸ばした手に持った五円玉の穴と同じ〉、見た目は約5ミリ程度の、点の光源だ。

地面に巨大な鏡を置いたと思えばイメージしやすいだろう。乱反射を含まない純粋な反射は、そういう状態である。


http://www.jalan.net/yad334646/blog/より


上の雪原写真を、明るさを落として擬似〈露出アンダー〉状態にしてみた。


一連のアポロ写真の多くが、このような露出アンダーで撮られている。そうしなければ、月面ではまぶし過ぎて写真など撮れない。
俎上に載せられているアポロ11号の有名な写真も、露出をギリギリまで落としている。もし地上でのノーマルな露出で撮れば、光が強すぎて真っ白に飛んでしまっているだろう。
訓練中のアームストロングとオルドリン。飛行士たちは本番で露出や絞りをミスらないよう、カメラの操作も入念に訓練していたのだ。

http://photo.net/casual-conversations-forum/00ZpTKより


「月面が均等な明るさになっていないのはおかしい」は「自分が日常見ている風景だけが正しい」という、まるで、地動説を頑なに信じなかった中世の人のような、単なる思い込みに過ぎない。

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