「人工照明だ!」


星条旗を貼り付けた?



http://www.treeman9621.com/CPP_BRANCH/cpp204/man-made.htmlより

ということで、黒月氏は自作ソフトを用いて、この写真の“解析”とやらを行っている。

本来なら同じソフトを使って追検証を行うべきなのかもしれないが、ゴメンである。

筆者は、どこぞの誰かが作った得体の知れぬソフトをダウンロードして(しかもシェアウェア。買わにゃならんのか?)、自分のPCにインストールするなんて、命知らずではないので(笑)。

このページでは、このように地上の昼間の風景と対比させているが。

http://www.treeman9621.com/CPP_BRANCH/cpp204/man-made.html
より

大気の無い月面の風景と、大気で太陽光が拡散された地上の風景を比べるなど、全く無意味だ。

ゴブリン解析か何かは知らないが、まるで子供が「ほらほら、地上の風景と比べたら全然違うよ、だから偽物だよ」と、はしゃいでいるようだ。そんなことは当たり前ではないか。

このページではくだんの写真を「人工照明だ」と結論づけているが、ハッキリ言って何の信憑性も、客観性もない。

「オレが作ったソフトでこう見えるんだから偽物だ!」と言われても、「それはあなたのソフトでそう見えるだけでしょ」という話だ。

よって以下、当サイトでは、ゴブリン解析だの色紋グラフだのの話は基本的にスルーさせて頂く。


>「たなびく星条旗」の部分は、別に撮影した画像を加工してから、巧みに切り抜いて、巧みに貼り付けたものなのである。

現在ならグラフィックソフトで、画像同士を違和感なく合成するなど、チョチョイのチョイでできる。

しかしこの1969年当時にデジタル画像合成の技術など存在しない。もし合成写真を作るならそれこそ、チョキチョキと写真を切り抜いて貼り付ける、といったレベルの作業である。

〈光核解析〉や〈色紋解析〉といったスゴイことができるソフトなら、その前に切り貼りの跡を真っ先に見つけてしかるべきではないんですかね。


「電球だ!」



http://www.treeman9621.com/CPP_BRANCH/cpp211/Apollo14.htmlより

「光源が人工的な照明の形状をしている」…この方はどうして、この写真からそんなことが分かるのだろうか。

この写真にはこだわっておられるようで、『RaN16 アポロ11号とゴブリントランスファー(3)』というページでも解析している。

それによるとどうやら、この光の「電球のような形状」が根拠らしいのだ。



http://www.treeman9621.com/KAI_HP_Guide/RandomNote2009/RaN16_Apollo11&GoblinTransfer(3).htmlより

元ページが大きいので、引用の際、多少構成をいじらせてもらったが。

「あきらかに『太陽』ではなく『電球』である」…?つまりこの花瓶のような、トックリの首のように突き出た部分が怪しい、ということなのだろうか。

こんな、太陽光の光条など、レンズの絞りや角度によって千変万化するものなのだが…


http://extremeinstability.com/lens14mmより

また、黒月氏は、解析用に使っている写真をJake's Rolex Worldというブログから拾ってきているが。

では筆者が別のサイトから拾ってきた同じ写真の、この光の形状はどう解析されるんですかね?

Apollo Image Atlasより

しかも図9について「光源の、向かって左には、扉などのハンドルがあるように見える」と書いている。

いや…これは単に着陸船のこの部分↓が、テカって映り込んでるだけとしか僕には見えませんけどねェ。

Apollo Image Atlasより

ネット上の写真など、同じものでも解像度やコントラストや色合いがバラバラなのに、その中の一枚をつかまえて「ここが変だ、偽物だ!」とやるのは、幼稚な“解析ごっこ”に過ぎない。

この『アポロ月面探査画像の嘘』の、殆どのページがそんなレベルである。



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