冤罪説検証(簡略版)
「長い文章を読むのはメンドくさい!」という方はこちらで概略をどうぞ。詳細は各項を参照されたし。
冤罪派の主張 検証結果 遺骨入り段ボールには永久歯が入っていた。真理ちゃんは4歳で永久歯はなかったはずだ。 単なる鑑定ミス(と、それを鵜呑みにした誤発表)。鑑定した大学教授も自分の鑑定ミスを認めている。
当時の誤発表をそのまま現代に繰り返している、悪質なトリックに過ぎない。参照:■真理ちゃんの歯の謎
正美ちゃんの遺体は山林に1年も放置されていたのに、動物に食い荒らされず、きれいに揃って発見されたのはおかしい。 到底「きれいに揃って発見された」と言える状態ではない。遺骨の一部は50メートルも離れており、一部は現在も発見されていない。
犯行声明と宮崎の筆跡はまるで違う。宮崎勤は“今田勇子”ではない。手紙から指紋も出ていない。 犯人が自分の筆跡を隠すために字を変えるのは当然のこと。一部の筆跡、文章のクセ、誤字のクセは宮崎のそれと酷似している。
宮崎は指紋等を残さぬよう周到に証拠を消しているが、周囲の情況証拠は宮崎が段ボールと犯行声明を送ったことを裏付けている。
参照:■犯行声明の謎
発見された綾子ちゃんの頭蓋骨はツルツルだった。宮崎が自宅工場の流し台で頭部を洗ったと言うが、流し台からは髪の毛も血痕も発見されていない。 宮崎は綾子ちゃんの頭部を川べりでも水洗いしている。髪の毛はスッポリ取り去って焼却した。また、一ヶ月も経てば血液は腐敗と共に乾燥するので、血痕が付着する方がおかしい。
毎日水を流す流し台で、二ヶ月近くも経ってから痕跡などが見つかる方が不自然ではないのか。
参照:■綾子ちゃんの頭蓋骨
宮崎は綾子ちゃんの遺体を自室で切断したと言うが、家族が気づかないはずがない。凶器のノコギリも見つかっていない。部屋には血痕等の痕跡もない。 手引きノコギリによる切断で大音量が出るとは考えられない。また、宮崎の部屋と妹の部屋の間には空き部屋があった。家族は宮崎を避けており、行動には無関心だった。
凶器は秋川の増水により流され、発見不能だった。「凶器が見つからないから切断などしていない」とは、小学生レベルの物言いだ。
宮崎の部屋とラングレーのトランクから綾子ちゃんの血痕が見つかっている。「痕跡がない」は全くのウソ。
警察は証拠保全もせず、宮崎の部屋をマスコミに“公開”した。これは警察の印象操作だ。 単に警察の現場保存が遅れただけ。また、部屋を公開したのは警察ではなく父親である。
マスコミが部屋に入った時点では、まだ宮崎に逮捕状は執行されていない。その状態で警察が宮崎宅を立入り禁止にできる法的根拠はない。部屋にあったホラー映画「スウィ―トホ―ム」のビデオは、宮崎の逮捕後に発売されたので、彼が入手できたはずがない。警察かマスコミの誰かが家宅捜索前に仕込んだものだ。 宮崎の部屋から「スウィ―トホ―ム」のビデオなど発見されていない。
一橋文哉と小池壮彦によるデッチ上げ話。
参照:■スウィ―トホ―ムのビデオ
参照:■「疑惑の死刑執行」検証その2絵梨香ちゃん遺体発見現場で目撃された脱輪車はカローラUだった。
宮崎のラングレーではない。犯人の人相風体も宮崎とは別人。単なる目撃者の見間違い。この目撃者の証言がどれほど信用性に欠けるかは本項を参照。
背景にラングレー車内が写った絵梨香ちゃんの写真や、ラングレー車体に脱輪痕が見つかっている。
参照:■脱輪に関する証言
宮沢湖霊園で見つかった綾子ちゃんの遺体は別人のものだった。
DNA鑑定でそう証明されている。このときのDNA鑑定は初期の不完全なものであり、「親子関係が不明瞭」という結果を「別人と証明された」とすり替えているだけ。
2回目の鑑定では綾子ちゃんと証明されたが、冤罪派はこの2回目の鑑定結果をことさら無視する。
宮崎事件は、当時のリクルート事件や消費税導入から国民の目を逸らすために、デッチあげられた事件である。 宮崎事件の報道と、リ事件報道、消費税導入の時期は何ヶ月も離れている。この話の方こそバカバカしいデッチ上げ。
宮崎の上申書は、警察が誘導で書かせた捏造だ。 逆に、警察が誘導で書かせたのなら、不自然きわまりない点がいくつもある。
参照:■上申書
自宅前の畑で真理ちゃんの骨を焼いたと言うが、畑から人骨は見つかっていない。 畑からは数十個の人骨片と歯片が見つかっている。それらは科警研で真理ちゃんのものと鑑定された。見つからなかった物をどうやって鑑定できるのか。
参照:■真理ちゃんの歯の謎真理ちゃんの遺骨入り段ボールが置かれた際、不審な黒のプレリュードが目撃されている。この車は捜査対象だったが、いつの間にかウヤムヤになった。 黒のプレリュードは単なるやじ馬だったことが判明している。
真理ちゃんと正美ちゃんの遺骨は、山中のわずか20メートルしか離れていない場所で、別々の日に発見された。作為的な発見劇だ。 「わずか20メートル」はマスコミの誤報。実際の発見場所は100メートル以上離れている。
検察側冒頭陳述では、宮崎が6月6日にマックロードの8ミリビデオカメラをレンタルしたとされているが、マックロードに8ミリビデオの機種はない。 単なる冒頭陳述書の誤記。宮崎が当日ビデオカメラを借りたのは揺るがない事実である。
宮崎の逮捕後「ビデオを隠せ」と言った人物がいる。宮崎は、それについて「まだそれを言うのは早い」と言ったという。この人物は共犯者ではないのか。 その発言の真偽は検証不能だが、当該の人物は徹底した取り調べを受けている。共犯者ならとっくに逮捕されていたはず。その発言が書かれた書物自体も、信憑性が危ういもの。
宮崎の逮捕前に、警察は“N”という40歳代の不動産業の男をマークしていた。この人物こそ真犯人ではないのか。 不動産業者“N”の話は、頭のおかしな人がこしらえた妄想。小池壮彦がその話をパクり、あたかも事実のように広めたもの。
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