4・怪しげな石田証言




「狭山事件 一問一答 冤罪論の疑わしさをめぐって」より


ウソです(笑)。
石川氏は万年筆を所持していなかったし、自宅の家宅捜索でも万年筆は発見されていない(ちなみにここで言う万年筆は、例の『カモイの上の万年筆』とは関係ないので混同されぬよう)。
もし石川氏が本当に自前の万年筆を所持していたなら「脅迫状に『少時』と書いた動かぬ証拠だ!」と、警察が得意げに発表しているはずだ。しかしそんな発表はされていない。

石田一義氏の証言とやらも、何ともいかがわしい。


「家へ来たとき、青インクの小瓶を箱に入ったまま持っていた」

???。よほど、のべつまくなしに大量の書き物をしない限り、万年筆のインクなどせいぜい一ヶ月に一度入れれば十分のはずで、(だから“万年”筆なのだ)補充用のインク瓶など、持ち歩く方がよほど変わっている。

おまけにその「青インクの小瓶」とやらも、家宅捜索では発見されていない。そもそも石川宅からは、万年筆で書かれたメモの類一片すら見つかっていない。


http://open-way.cocolog-nifty.com/fountainpen/2009/09/index.htmlより転載

現在、日常で殆ど見かけることはなくなったので、参考画像を。昭和30年代のパイロットインク瓶。箱は約5センチ角。

いったい何の必要があれば、こんな物を持ち歩くことになるのだろう?


「基地の入門証を書くとき石川から万年筆を借りた」

これも何だかわざとらしく、作り話臭プンプンだ。そんな場合は受付で筆記具を借りれば済む話ではないか。

これらは〈1・読み書きができなかった?〉の「石川は新聞や雑誌を読んでいた」と同じく、別件逮捕中の6月8日の供述であることに注意。

警察はこの時期に、このような証言を“必要”としていたのだ。

石田証言に関する疑惑は〈21・犯人が家の場所を尋ねた?〉の後段で、例の得体の知れぬ内田証言と共に考察しているので、そちらも参照されたい。

ところでWolfgangの「藤田さんは万年筆とボールペンを間違えたのでしょう」が、さっぱりイミフなので、どなたか説明して下さい(笑)。脅迫状の『少時』が万年筆で書かれていたのは事実なのだが?




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