7・大野鑑定を盲信?




「狭山事件 一問一答 冤罪論の疑わしさをめぐって」より




>石川一雄による他の筆跡は対象としていません

大野氏が鑑定をしたのは筆跡ではなく、国語学者としての見地から、当時の石川氏の国語能力を鑑定したのだ。

その結果「当時の石川氏には、脅迫状を書けるような文章作成能力はなかった」と結論した。大野鑑定について詳しくはこちらを。

大野鑑定の解説

削られていく引用


>今日では冤罪論者からも「他の筆跡も含めて鑑定すべきだった」と批判されています

これは半沢英一氏の著書のことを言っているのであろう。その部分、オリジナルはこのように書かれている。

『狭山裁判の超論理』 P・57より

あくまで「国語力」の鑑定に対する意見だ。それがまずWikipediaの引用では、このように『ただし、石川さんの国語力については』が削られる。




Wikipediaより


Wolfgangは、さらに『資料』を削っている。


>今日では冤罪論者からも「他の筆跡も含めて鑑定すべきだった」と批判されています

とまァ、ささいなことだが、WikipediaもWolfgangも少しずつ引用文を削り、「大野鑑定は単なる筆跡鑑定であり、上申書だけを対象にしたから不十分だ。他の冤罪論者からもケチつけられてるじゃん」ということにしたいようだ。

大野氏が上申書以外を鑑定に用いなかった理由は「逮捕後に書かれたものは、脅迫状を書き写す練習をさせられた後の文書なので、比較するのは無意味」としたからである。

大野氏と半沢氏の意見については、どちらも相応の説得力があり何とも言えないが、半沢氏は大野鑑定について以下のようにコメントしていることも、公平?のため紹介しておこう。


この結論は納得できるもので、「文字の書きぐせ」とは別の視点から、脅迫状は石川さんが書いたものではないという論証がなされたと、評価できるでしょう。

『狭山裁判の超論理』 P・57より

合理的な態度って?


>大野鑑定を盲信するのは合理的な態度ではありません

筆者自身は別に大野鑑定を“盲信”などしてはいないが。参考資料として拝読しているだけだ。それでも、こんな反論ページを書いている筆者はWolfgangから見れば「盲信している」と、勝手に決めつけられるのだろう。

ならば「脅迫状を書いたのは石川だ!」と主張しているWolfgangは、筆者から見ればいわゆる〈警察三鑑定〉を盲信している方とお見受けするのだが、そういうことでいいのだろうか?

ちなみにその〈警察三鑑定〉を出した一人、高村巖鑑定人は、かつて清水郵便局事件でクロの筆跡鑑定をした人物である(後に真犯人が見つかり、無罪)。




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