足首に傷は無かった

これも“芋穴逆さ吊り”が架空の作り話であることを、善枝さんが、自身の死体で証明している事実だ。

弁護団は、実際に体重54キロの人を逆さ吊りにして実験を行なった。その結果、ゆっくり上げ下げしても、足首には一目瞭然な擦過傷が残ることが確認されている。


解放同盟刊「真実を求めて」より転載

さァ、寺尾裁判長の出番ですよ(笑)。


足首の痕跡については、被害者がソックスを履いていたこと、足首に力が加わるのは死体を芋穴へ出し入れするときだけの短時間であること、(中略)などを考え合わせると、死体の足首に索溝などの痕跡が残らないことも十分納得できるのであって、格別異とするには足りない。

(控訴審判決)


弁護団の実験でも、ソックスの上から吊ってるんですがwww。それにこの実験でも、ごく短時間の上げ下げであり、モデルを何時間も吊るしたりしてはいない。

生きている人間は、写真のような擦過傷がついても、おおむね数日で直る(元に戻る)。だが死体に付いた傷は生活反応が無いので、元に戻らない。殺害後に吊られたのなら、痕跡が残らないはずがないのだ。

ある意味、寺尾裁判長には同情すら感じる。裁判所の権威を守るためとは言え、こんな稚拙な言い訳の数々で、強引に誤魔化すしかない立場だったのだから。



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